3月の新作映画備忘録

2024年ももう3ヶ月が終わってしまった…

今月も映画を観ましたので感想を書きます。

 

これも3回目ですが評論ではなく感想

年末に振り返るための備忘録

レビューサイトはダルいし

ツイッターは振り返るのに掘らないといけないので

ここにまとめています。

 

今月は14本。

 

「コットンテール」

コットンテール : 作品情報 - 映画.com

良い映画にはリリー・フランキーがいる❗

先立った妻からの「遺灰をウィンダミア湖に撒いてほしい」という遺言を

息子家族と叶えながら再生していく物語

 

「PERFECT DAYS」のときにも思ったが

外国人監督の撮る日本人映画は

純度100%の邦画と違ってこってりしていないのが良い。

人物の感情がスッと入ってくる感じ

 

 

「52ヘルツのクジラたち」

52ヘルツのクジラたち : 作品情報 - 映画.com

 

小説なら気にならないけど

映像にするとそうはならんやろ!みたいな

そういうのがノイズになってまっすぐ観られなかった

(シビアな雰囲気に唐突にお出しされるセーラー服志尊淳はアカンて)

 

あとこれは本編の話になるんだが

リアル路線の割にはマイノリティ要素を

これでもかと全部物語に詰め込もうとしすぎて

めっちゃ胃もたれしてしまう…。

 

アンさんはもっとオカンの顔を見たってくれ…

 

 

「アーガイル」

ARGYLLE アーガイル : 作品情報 - 映画.com

※ネコの扱いがまあまあ雑なので要注意

人気小説家がスパイ組織のあれこれに巻き込まれてしまう話

 

「キックアス」しかり「キングスマン」しかり

マシュー・ヴォーン作品の魅せるアクションは

観ていてとても楽しい!

 

あとサミュエル・L・ジャクソンサミュエル・L・ジャクソンしていて良かった

 

 

「関心領域」

先行上映にて

アウシュビッツの隣に住む所長一家の日常を描いた映画

壁一枚挟んでいるので残虐な描写は一切ない

一家のほのぼの日常の生活音に叫び声や銃声が紛れているだけ

 

と思って観ている時点で我々は自然に無関心になっているのだ。

ラストの登場人物たちももちろん無関心なのだろう。

 

音響賞を受賞しているだけあって

音の使い方、挟み方、出し方が本当にズッシリくるので

ぜひ映画館で観てほしい、5月末公開。

 

 

仮面ライダーギーツ ジャマト・アウェイキング」

生身アクションあり、販促タイムあり(コマンドってやっぱりカッコイイよな…)

若干の疑問は残ったけど

60分で綺麗にまとまっていて良い後日談Vシネだった!

道長が1年で人の幸せを願えるまで成長できたのは

やっぱり英寿がいたからこそなんだろうな

 

 

「ゴールド・ボーイ」

映画『ゴールド・ボーイ』公式サイト

めーっちゃ面白かった!

殺人現場を目撃していた中学生3人組が通報する代わりに金銭で脅す話

まー双方頭がキレるもの

全部がネタバレになってしまうので何も言えない

ハラハラする駆け引きのある話はやっぱり面白い。

 

 

「ビニールハウス」

介護士の主人公が訪問先で誤って利用者さん(老夫婦の奥さん)を殺してしまったことから始まる負の連鎖

一度歯車が狂うとどんどん悪い方向にしか進まない。

もちろん誰も救われない。観る地獄。

軽率にオススメはできないけれどとても面白かったです!

 

 

「DUNE Part2」

砂虫乗りてぇ〜〜〜

ハンス・ジマーの壮大な音楽好き〜〜

 

旧作はPart1の公開前に予習として観ていて

今回旧作の最後まで描いていたのですが(リメイクなので若干展開は違うけれど)

まだ続きそう!楽しみ!

 

 

「変な家」

※爪立て系のキーキー音とリアルな蛆虫が出てくるので要注意

 

Twitterがザワザワしていたので急いで観に行った

YouTube版と最近二次創作がたくさん流れてくる察しの悪いアレを予習

 

「ミステリーの皮をかぶった因習ホラー」

「人間ぶっ殺しゾーン」

チェンソーババア」

察しの悪いシリーズを観てしまっているが故に

アレがチラついて何度か笑ってしまった。。

(人間ぶっ殺しゾーンが原作要素なのマジでなんなんだよ…!!)

 

クリーチャーのいないバイオ7って感じだった。

 

 

「デデデデ 前編」

原作未読

おんもしれ〜〜すぎて帰ってすぐ読み始めた!

 

12冊を前後編で分けないといけないので

カットシーンや時系列の入れ替えはあれど上手い改変だなと思った。

後編が楽しみ

 

 

「四月になれば彼女は」

藤井風モクで視聴。

察しの悪い佐藤健

10年ぶりに手紙を送る森七菜(元カノ)と

突然姿を消す長澤まさみ(婚約間近の現彼女)と

前半はとにかく回想回想

後半でいろんな人が交差していくあたりから

ちょっと面白くなる

 

「不適切にも〜」の純子と安森先生が出ていてひっくり返った(登場シーンは少ないけど)


ウユニとプラハアイスランドのロケ画も綺麗だった(あんまり使ってないけど)

 


あんま贅沢使いすなよ!!!!!!

海外ロケ!!!!!

 

何かを愛することをやめてしまった人、

愛とは、人と向き合うこととは、

一歩踏み出せる映画だと思いました。

 

 

「ペナルティループ」

映画『ペナルティループ』公式サイト|3月22日(金)全国公開

恋人を殺された主人公に用意された「被害者遺族救済措置」

それは加害者を何度もループして殺す事のできる私刑システム!

(めっちゃ世にもっぽい〜)

殺す方はもちろん殺される方(伊勢谷くん)も覚えているので

殺していくうちにだんだん友情のようなものが芽生えて

「次はどうやって殺すんだ」とか「あぁそれ前殺すときに使ったな笑」みたいな

異様なやり取りが繰り広げられるようになるのがめっちゃ面白かった

 

伊勢谷友介が最後まで最高すぎる。

 

「MONDAYS」然り「リバー、流れないでよ」然り

最近のループものはひとクセもふたクセもあって面白い!

 

 

オッペンハイマー

映画「オッペンハイマー」日本版予告。上映劇場も公開 - AV Watch

満を持して公開!!

日本公開が慎重になるのもわかる…気もする…。

オッピーの言動を見ていると

「うお…めちゃくちゃ理系人間だ…」ってゾワゾワした

理系人間なのにツラが良いからヤリチンなのなんかムカつくな

 

モノクロのシーンもあるからと思って

ドルビーシネマで観たのだけど

聴聞会のジリジリ詰めてくるような感じとか

群衆の靴音でめっちゃ鳥肌たった

 

フローレンス・ピューのリアルな感じがめっちゃ良かったな

DUNEにもいた、どこにでもおるやん

 

あと、あまりにも無知すぎてロスアラモスができるシーンを観て

「アステロイド・シティやん!!」ってなった

映画で勉強してる。

 

 

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー」



前作「アフターライフ」とセットで旧作の続編だな〜と思った。

前作はスペングラー一家がゴーストバスターズになるまで

だからフィービーは主人公だけど

まだオリジナルメンバーがメインだったなという印象

(1作目のボスが復活して退治するって話だったし)

今作はオリジナルメンバーからの継承みたいな印象だった。

 

ゴーストバスターズって

物語のためにキャラが死ぬことがないから(イゴン博士は演者が亡くなってしまったのでしょうがないけれど)安心して観ていられるんだよな

 

し、ジュラシックの時も思ったけれど

この手の年代物のカムバック映画は

ファン向けで全然いいと思っている。

ニューヨークがピンチ!→ゴーストバスターズ出動!

→Who you gonna call?  \Ghostbusters!!/ テーテッテーテッテーテッテッテッテレレ♪

普通にこれでお腹いっぱいになれる。

 

 

今月めっちゃ観たな…

あたたかサカス

こんにちは あるいはこんばんは

皆さん調子いかがでしょうか

 

 

わたしは今年に入ってからというものの

死ぬほど落ち着かないです。

なんか毎日ほっそい綱渡りをしている感覚。

去年の夏とは違うベクトルで発狂しまくっています。

 

というのも去年末ぐらいから

ガッツリいろんな事をやらせてもらえるようになりまして

その作業が闇金ヤクザぐらいのペースで溜まっていき

作っても作ってもすぐ次を作らなければいけないという

 

「あわわわわわわわわわわわわわわ…」

って感じです。

それもあって仕事以外の事を何も考えられなかったというか

(それでも映画は隙間隙間で観に行けたけど…)

仕事以外の事を考えると仕事の方がおろそかになって

また「わわわわわわわわわ」ってなっちゃうので 

全部のものにいったん蓋をしてしまいました。

耳をふさいで目をそらして遠ざけて、考える事をやめてしまいました。

 

先日、かくかくしかじかで

その蓋を一瞬だけ開ける機会があったのですが

他人に寄り添う事のできる人間というのは本当にすごい。

久しぶりに人のあたたかさに触れて

ずっとピンと張り詰めていた緊張の糸が一気にゆるんだ。

イーーーーーン

 

もちろん、考えない事もひとつの逃避策ではある。

でもやっぱり本当にダメになりそうな時は

人を頼る事で今まで見えなかったものが見えたりするんだな。

(追い詰められればられるほど視野がどんどん狭くなってしまうので)

 

「逃げたら一つ、進めば二つ」なんすわ

 

 

器用に生きられないので感覚を狂わせて傷つきながら

這いつくばってでもすこしずつ前に進む。

がんばらないことをがんばる。

 

生きねば。だ

2月の新作映画備忘録

あけましておめでとうございます。

今月も映画を観ました、たのしかったです。

 

今月は10本

 

「ダム・マネー ウォール街を狙え!」

ダム・マネー ウォール街を狙え! : 作品情報 - 映画.com

投資系YouTuberがアマチュア投資家たちと

株を買い占めて市場をひっくり返すという実話に基づいた話

痛快な勧善懲悪もの(そんな軽い言葉で言っていいのか…)で

めちゃくちゃ面白かった

 

とにかく音楽のチョイスが良くて

音楽のためだけに爆音で上映してほしさある。

(ケンドリックの「HUMBLE.」が好きすぎてバカ上がった)

 

ナヨいウィンターソルジャーがみられるのはこの映画だけ!

 

 

「夜明けのすべて」

夜明けのすべて | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品・上映情報 - 映画ナタリー

めーちゃくちゃ良かった

今のところ今年の一番好き映画

 

パニック障害松村北斗PMS上白石萌音

それを取り巻くあったけぇ人たち

現実では知る、理解するまではいけても

寄り添ったり支えあったりってなかなかないから

みんなに観てほしい

 

こういう題材のドラマでは説教臭さみたいなのがありがちで

映画館で予告見た時はちょっと「うっ…」ってなったけれど

全然そんなことなかったし終始やさしい映画だった。

 

16mmフィルムの画とSIMI LAB Hi'Specさんの音楽も良かった。

エンドロールまで全部良かった。

 

 

「ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ」

ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品・上映情報 - 映画ナタリー

ホラーゲーム原作の実写

ホラー要素というより人間ドラマがメインな感じ

 

子どもの頃に弟を誘拐した犯人を

当時の状況を模した夢を何度も見る事で特定しようとする主人公!

夢にすがりすぎだろ…!!!

 

機械仕掛けの着ぐるみを

初見で友達として迎え入れる年の離れた妹!

イマジナリーフレンドがいるとはいえ

あまりにも非現実的要素を受け入れすぎるだろ…!!!

と、ドラマ外のところで「なんやそれ!なんやそれ!」となってしまった。

 

 

カラーパープル

カラーパープル : 作品情報 - 映画.com

黒人差別・女性蔑視の激しい時代でも

愛と慈悲を持って抵抗し続けるといいよ〜んという

超まっすぐ王道シスターフッドもの

 

わたしはこういうのに弱いので

展開がわかっていてもおーん😭となってしまう

良い映画でした。

 

 

ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」

MOVIE|アニメ『ハイキュー!!』公式サイト

正直85分とかいう粋(粋なのか?)な事をしないで

しっかり2時間くらいでやってほしかった感はあった

 

次で鴎台からオリンピックまでやるのかな…

 

 

「ボーはおそれている」

ボーはおそれている : 作品情報 - 映画.com

ボウ視点で進められていく3時間のロードムービー

一体どこまでが真実でどこまでがフェイクなのか

果たして観客が見ているものは何なのか

ボウは何におそれているのか

 

全部がネタバレになるので細かい事は言えないけれど

めちゃくちゃ面白かったです。

 

 

「WILL」

WILL : 作品情報 - 映画.com

東出くんの狩猟生活に密着したドキュメンタリー

 

人が利便性を求めたが故に忘れてしまったこと

生きていく中で忘れてはいけないこと

生き物を食べて生をつなぐということ

人間らしく考えて、葛藤して、対話して生きるということ

 

一瞬だけちんぽで生きたけど

東出くんの懐の深さというか根は良いんだなというのが

ものすごく分かった2時間だった。

普通自分のこと突撃してきた週刊誌記者と友だちにならんて…

 

生きることに関してめちゃくちゃ考えさせられて

「夜明けの〜」と同じタイミングで観ていたら

間違いなく仕事辞めて田舎に飛んで生活していただろうなと思った。

あとはシンプルにインターネットが最悪すぎるなと思った。

 

 

「マダム・ウェブ」

マダム・ウェブ : 作品情報 - 映画.com

ロッテントマトで死ぬほど評価が悪くて

どうなるかと思ってたけど普通に面白かった

 

SSUって「スパイダーマン」の名がついている割に

スレスレでしか交わらないし点と点が離れすぎていて

毎回お預けくらってる感があるのよな…

 

 

「落下の解剖学」

落下の解剖学 | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品・上映情報 - 映画ナタリー

雪山の山荘で起きた転落事件

被害者は一家の父、容疑者は母、目撃者は視覚障がいを持つ息子

 

ほぼ雪山での現場検証と法廷シーンなので基本静か

フランス映画なのでめちゃくちゃ早口で眠くなる…

動き出してからはめちゃくちゃ面白かった!(言うても終盤ですが…)

 

犬映画でした。

 

 

犯罪都市 NO WAY OUT」

犯罪都市 NO WAY OUT : 作品情報 - 映画.com

犯罪都市3作目!!

とは言ってもマブリーが拳ですべてを解決するだけの話なので

予習なしでも観られるぞ!

 

「ブボォン」「ボコォッッ」「ベギィッ」

とこの世の打撃音を全部合体させたような音が鳴る

ソクト刑事の一振り、火力が強すぎてめちゃくちゃ気持ちいい

 

ハイローとかワイスピもこれに該当するんだけど

やっぱり頭からっぽでブチ上がれる映画はとてもいい。

こういう映画、世界的にもっと増えてほしい〜〜〜

 

4作目も公開されるようで楽しみです。

 

 

今月のアウトプットおわり

1月の新作映画備忘録

あけましておめでとうございます。

皆さんの世界も年明けましたでしょうか?

先日1年の映画ランキングをつけた時に

推したい映画が…多すぎる!と思ったので

今年は備忘録をつけようかなと思います。

 

今月の新作は14本(年始に観た去年末の映画は前回消化したので除く)

観た順で

 

「笑いのカイブツ」

映画『笑いのカイブツ』公式サイト

去年予告をみてずっと楽しみにしていた1本

周りの人が人間にしてくれようとしているのに

「人間関係不得意」であるが故に擦れてしまうの苦しい

何者かになろうとしていた自分を思い出してもっと苦しくなる

とにかくずっと苦しかったので

終盤の居酒屋のシーンでは思わず心を揺さぶられた。

 

 

「コンクリートユートピア

コンクリート・ユートピア | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品・上映情報 - 映画ナタリー

人間は愚か!!とにかく人間は愚か!!!

大災害を逃れた唯一のマンションの代表に

成り行きで選ばれてもてはやされるイ・ビョンホン

極限状態で救いがないので狂信的になる住民!

後半になるにつれて捲れていく真実で足元スコーーーーンってなる。

 

最近ネトフリで配信が始まった「バッドランドハンターズ」は

この映画と同じ世界線らしい。

 

 

「アクアマン/失われた王国」

アクアマン 失われた王国 : 作品情報 - 映画.com

アクアマンの明るさってMCUみあるよね

面白いんだけど、面白いんだけど…って感じの2時間だった。

 

フラッシュの時も思ったんだけど

どんなにすごい展開が来ても「でもこれでDCEU終わるんだよな…」

っていう感じがあってあんまり乗り切れなかった。

なんだかんだで嫌いじゃなかったけどな、DCEU

 

 

傷物語-こよみヴァンプ-」

傷物語 こよみヴァンプ : 作品情報 - 映画.com

8年前の3部作の総集編

当時は貧困学生だったので「3部作か…」とスルーしていたんだけど

やっぱりめちゃくちゃ面白い。

観た後すぐ化を1話から見直しはじめた

中学時代という多感な時期に再放送で観て

ずぶずぶハマっていったのを思い出してつらくなった。

 

時系列的には一番最初なので

ここから入るのもアリだと思います!!!

 

 

仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド」

仮面ライダー555 20th パラダイス・リゲインド | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品・上映情報 - 映画ナタリー

先行上映のチケットが取れたので少しお先に観ま下草薙

ファイズの続きって定期的に描かれてきたけど

(平成vs昭和、4号、ジオウ)

今回は敏樹が書いているというのもあり

しっかりファイズ〜ほんのりドンブラを添えて〜を味わえてよかった。

全部がネタバレになりかねないので細かいところは控えます。

 

てか、ファイズギア買っといてよかった〜〜〜〜

 

 

「カラオケ行こ!」

カラオケ行こ!:映画・アニメ|KADOKAWA

「紅」があんなに沁みるとは思わなかった。

聡実と狂児の関係性はもちろんのこと

綾野剛の"こわいけど優しいお兄さん"感がすごく上手い(あと脚なっげ〜〜)

和山作品ってゆるいながらも結構独特な雰囲気があるから

「実写化難しそう…」って思ってたけど全然そんなことなかった。

 

脚本 野木亜希子

 

クソッッおれはまたこの人に1本取られちまった!!!

(※アンナチュラルとかMIU404の脚本の人)

良作です。

 

 

「哀れなるものたち」

哀れなるものたち | Searchlight Pictures Japan

不協和音なBGM、魚眼カメラっぽい画、デザイン性重視のエンドクレジット

頭からケツまで全てがオサレ

オサレすぎて逆に不気味に見えてくる

 

ひとりの少女()の成長記、汚いディズニープリンセスすぎるもの

大枠は「バービー」っぽさも感じた。

ぜひ映画館で観てほしい1作、面白かったです。

 

 

サン・セバスチャンへ、ようこそ」

サン・セバスチャンへ、ようこそ : 作品情報 - 映画.com

ジャケ買い視聴。

サン・セバスチャンの映画祭に来た映画広報の妻と

クラシック映画おじぃオタク夫婦の別れと新しい出会いの物語

 

おじぃの距離の詰め方がおじぃすぎる

クラシック映画のオマージュが盛りだくさんで

「もっと僕が予備知識を持っていれば最高なんですが…(ひわちゃん)」

となってしまった。

 

 

「僕らの世界が交わるまで」

映画『僕らの世界が交わるまで』公式|2024.1.19(金)公開

こちらも去年予告をみてずっと楽しみにしていた1本

 

ジュリアン・ムーアハンニバルクラリス)と

フィン・ウルフハード(ストレンジャーシングスのマイク)が親子

ジェシー・アイゼンバーグ(グランドイリュージョンの主役)が監督脚本

エマ・ストーンがプロデュース

とかいうバカ強布陣映画。

 

価値観は違えどやはり蛙の子は蛙といった親子のすれ違い

面白かったけど家族愛に振り切っているわけでもなく

ちょっと中途半端だなぁと思った。

 

 

「みなに幸あれ」

みなに幸あれ : 作品情報 - 映画.com

人の幸せの量には限りがある

だから一家に一人、不幸になる犠牲者を

外から連れてきて閉じ込めましょう!とかいうキモルール

(犠牲者は目と口を縫われてパンイチで手足を縛られている)

 

ジャンプスケアはないけど"何かがおかしい"恐怖感と

押し寄せてくる生理的嫌悪感で

精神的にジリジリ追い詰められるような映画でした。

 

 

ゴールデンカムイ

映画「ゴールデンカムイ」|実写キャスト・登場人物・映画・最新情報一覧 | アニメイトタイムズ

邦・洋問わず映画館に行くと必ず1回は目にする予告

「脇は手堅いんだけど、杉元がナヨいんよなぁ…」

始まる直前までそう思っていた…

 

素晴らしい実写!!!!(手のひらクルックル)

「ほら美味いだろ、もっと食え」と言わんばかりの完成度

川に落ちて凍えるシーンとかめっちゃマンガやん。

 

頼む!このキャストで完結まで走ってくれ!!

 

 

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品・上映情報 - 映画ナタリー

「復活のルルーシュ」の時も思ったんだが

多分うん十年ぶりの続編って

当時の感覚で観るとズレを感じてしまうんだよな。

だからお祭り映画的なノリで観るのがいいんだと思う。

インターネッツでは賛否両論ありますが

わたしは賛寄りです。

 

 

「いくら吹き飛ばされても、僕らはまた花を植えるよ」で終わったDESTINY

(20話のシン「いくら綺麗に花が咲いても、人はまた吹き飛ばす」に対するアンサー)

そして、一輪の花が散るカットから始まるFREEDOM

 

なんでそんなことを…また戦争がしたいのか!アンタたちは!!

 

過去を乗り越えたシン

迷いのないアスラン

感情をブチまけるキラ

 

非常によかった

みんなちゃんと成長している(?)

 

ウチに親父が大昔に組んでいたシャアズゴックがあるんだが

アスランが乗って、

しかもパージしたら

ジャスティスが出てくるとかいう個人的にブチ上がり案件

久しぶりに映画館で変な声出た。

 

もう一回観に行こう。

 

 

「違う惑星の変な恋人」

違う惑星の変な恋人 : 作品情報 - 映画.com

普通だったら我慢できなくてカットしちゃうような

素の時間がゆるくてすき

 

矢印が噛み合わない四角関係

ドロロロしていない三角、四角関係は見ていてめちゃくちゃ面白いんだなぁ

一途でまっすぐな矢印もブレブレな矢印も全部愛おしくなる

 

 

「コット、はじまりの夏」

コット、はじまりの夏 : 作品情報 - 映画.com

大家族の四女で引っ込み思案なコットが

ひと夏の間、牧場の親戚夫婦にお世話になる話

 

こちらも沈黙と環境音が気持ちいいゆったり映画

自然に囲まれ、人の優しいあたたかさを知り

人間として成長していくコット

ラストは思わず感動してしまった。

 

 

今月めっちゃ映画観たな…

どうもー、ざんげちゃんちのゴミ箱で〜す

あっ!小林製薬

最近のインターネット、終わり始めてますよね〜

 

他者を下げて自己を上げるやつ
男が女がとクソデカ主語でキレ散らかすやつ
文章を斜めに読んでクソリプ飛ばすやつ
青チェックのお水、整形、金稼ぎが火種の論争

 

もうええて
インターネットをそんな使い方すな

 

キレ散らかしている人を見ると

「どういう人間なんかな」って覗くんですけれど
ひたすら引用でキレ散らかしている

 

もうええて
物申したって何も変わらんやろ

 

あと〇〇botと名のついたアカウント

お前botなのに自我を持ちすぎやろ
それ"bot"やなくて"なりきり"やから

 

DMでネタを募集

お前のツイートで勝負せえよ
後世に残せそれぞれの個性

 

そんなインターネットに

キレ散らかしてるんですけどもね。

 

もうええて

終わりでーす(小宮)

個人的2023年映画ランキング

あけましておめでとうございます。

皆さんの世界も年明けましたでしょうか?

 

2023年は1年で100本の映画を観るという実績を解除できたので

個人的ランキングを発表するなどしてみようとおもいます。

 

★アニメ映画部門

※10〜6位まで感想略

第10位…窓ぎわのトットちゃん

映画 窓ぎわのトットちゃん : 作品情報 - 映画.com

第9位…アリスとテレスのまぼろし工場

アリスとテレスのまぼろし工場 : 作品情報 - 映画.com

第8位…鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」11月17日公開、鬼太郎の父描かれたティザービジュアルも - コミックナタリー

第7位…ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー : ポスター画像 - 映画.com

第6位…アイカツ! 10th Story ~未来へのStarway~

アイカツ! 10th STORY 未来へのSTARWAY : ポスター画像 - 映画.com

 

第5位…BLUE GIANT

受付中】映画「BLUE GIANT」試写会に15組30人を招待 | リビング仙台Web

光と影の線、演奏シーンの汗をはじめとする水の描写で

一気に引き込まれていく。

「ジャズってこんなに熱いんだ」って思った

 

第4位…スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース : 作品情報 - 映画.com

スパイダーバース3部作の2作目

前作からの伏線やぬるぬるアニメーション

全スパイディを巻き込んだ壮大なスケールももちろん良いんだが

挿入歌に使われるオールドスクールHIPHOPが最高なんだな。

 

第3位…名探偵コナン 黒鉄の魚影

名探偵コナン 黒鉄の魚影」本ポスタービジュアルの「シングルver.」。 - 「名探偵コナン 黒鉄の魚影」2枚で1組のポスター公開、新キャラ・ピンガの姿も  [画像・動画ギャラリー 3/6] - 映画ナタリー

眩しいぐらいのコ哀!!

今までのコナン映画にないぐらい踏み込んだ黒の組織との対立!!

「キミがいれば」バラードアレンジ!!!

前作「ハロウィンの花嫁」も良かったけど

今作は過去イチと言っても過言ではないくらい好きだな

 

第2位…ウィッシュ

ウィッシュ | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品・上映情報 - 映画ナタリー

各所では賛否両論分かれている作品ですが

僕はまっすぐディズニー映画をしていてめちゃくちゃ好き

強大な力に一致団結して立ち向かう話に弱いんだよな

同時上映の「ワンス〜」が前フリとして利いていて最高でした

 

第1位…北極百貨店のコンシェルジュさん

映画「北極百貨店のコンシェルジュさん」本ポスタービジュアル - 映画「北極百貨店」第3弾入場者プレゼントは描き下ろしB6ビジュアルボード  [画像・動画ギャラリー 4/9] - コミックナタリー

耳にこびりつく北極百貨店のテーマソング(作:tofubeats

ギュッッッと詰まったあったかい中身に思わず感動。

70分という短さでポンポさんもニッコリ

 

 

どれも涙腺ガバ泣きダバダバ映画だったな…

アニメ映画って凄い。

 

 

★洋画部門

※10〜6位まで感想略

第10位…aftersun/アフターサン

A24注目の新星・長編デビュー作「aftersun アフターサン」予告編&ポスター披露 アカデミー賞主演男優賞ノミネート作品 : 映画ニュース -  映画.com

第9位…ファルコン・レイク

映画『ファルコン・レイク』公式サイト|2023年8月25日公開

第8位…バーナデット ママは行方不明

バーナデット ママは行方不明 | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報 - 映画ナタリー

 第7位…ウォンカとチョコレート工場のはじまり

ウォンカとチョコレート工場のはじまり : 作品情報 - 映画.com

 第6位…インディ・ジョーンズと運命のダイヤル

インディ・ジョーンズ」最新作の予告公開、秘宝“運命のダイヤル”をめぐる争奪戦(コメントあり) - 映画ナタリー

 

第5位…ワイルド・スピード/ファイヤーブースト

ワイルド・スピード ファイヤーブースト : 作品情報 - 映画.com

10作目にして最終章Part1(3部作になるとかいう噂も…)

刷り込まれる存在しない記憶

過去作で死んだはずのキャラの復活

相変わらず何でもありのワイスピワールド

ここまで頭空っぽにして観られる映画ってそうそうないよな

 

第4位…VORTEX

映画『VORTEX ヴォルテックス』公式サイト

心臓病のおじいちゃんと健忘症のおばあちゃんの終活物語

冒頭からエンドロールで始まり

劇中は2つの視点から2画面で物語が進行し

死に近づくにつれてなだらかに崩壊していく様が本当に怖かった…

こころが健康なときにぜひ観てほしい。

 

第3位…グランツーリスモ

映画「グランツーリスモ」,公開日を9月15日に決定。日本版本ポスターを公開

グランツーリスモのトッププレイヤーを本物のレーサーにしたろ!」

とかいうトンデモストーリー、しかも実話とかいうブッ飛び

フォードvsフェラーリ(2020年公開作)でも思ったが

ル・マン耐久レースは手に汗握る緊張感があるよな。

 

第2位…ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー VOLUME 3 : ポスター画像 - 映画.com

ガーディアンズMCUで一番好きなシリーズなんだよな

70年代・80年代の楽曲に合わせてスタイリッシュに戦う姿が観ていて楽しい

とりわけフェーズ4以降って前後の作品との繋がりとか

ポスクレで原作人気キャラが出て盛り上がるとか

そういうのが多かったけれど(もちろん悪いわけではないんだが…)

ガーディアンズガーディアンズだけで完結してくれたのが良かった。

あとめちゃくちゃ感動した。

 

第1位…ジョン・ウィック コンセクエンス

ジョン・ウィック コンセクエンス : 作品情報 - 映画.com

4作目にして長い長い裏社会科見学の完結編(?)

「コンセクエンス」という日本語副題を付けた人間にBig up

キアヌ演じるジョン・ウィックの華麗なる殺し捌きも見どころだが

ドニー・イェン演じる盲目の殺し屋ケインもバーカカッコいい

上映時間2時間49分があっという間に感じるくらい面白いです。

 

 

ランキングとは全然関係ないですが

2023年の洋画はシリーズ完結編みたいな作品が多かったですね。

 

 

★邦画部門

※10〜6位まで感想略

第10位…怪物

怪物 : 作品情報 - 映画.com

第9位…市子

市子 : 作品情報 - 映画.com

第8位…ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー

映画「ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー」ただいま、殺し屋生活。監督:阪元裕吾 主演:高石

第7位…人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした

まさかの実話】元アイドル&おっさんの同居生活スタート!? 「つんドル」予告&ビジュアル披露、「ねぐせ。」が主題歌担当 : 映画ニュース - 映画.com

第6位…アンダーカレント

アンダーカレント | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品・上映情報 - 映画ナタリー

 

第5位…PERFECT DAYS

PERFECT DAYS : 作品情報 - 映画.com

これって邦画でくくっていいんんだよね…?

役所広司演じる公衆トイレの清掃員のお話

決まった時間に起きて仕事をし、本を読みながら就寝する

そんな日常の繰り返しではありながらも

毎日すこしずつ違っている一瞬一瞬を尊く送る姿を見て感動。

 

第4位…まーごめ180キロ

まーごめ180キロ | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報 - 映画ナタリー

お笑い好きの間でしか(しかもその中でもある界隈でしか)

伝わらない映画ではありますが

これは非常にまーごめなドキュメンタリー映画なんですよね。

ママタルトがもっと好きになる

知らない人が観てもしっかり見応えのある2時間

大鶴肥満という男の人生はあまりにも小説すぎる。

 

第3位…月

月 : 作品情報 - 映画.com

やまゆり園の障がい者殺人事件がモデルになった作品

誰の中にも"さとくん"がいて常人と狂人は紙一重なのではないかと

些細なことでもひっくり返りかねないというか

もちろん受け手によって感じ方は変わると思うけれど

「面白かった」とか「考えさせられた」

とかの一言では片付けられないようなそんな作品だった。

磯村の凄まじさが出ていてめちゃくちゃに喰らった。

「月」というタイトルにもあるように

劇中に出てくる月が強烈に脳裏に残る。

 

第2位…正欲

首 : 作品情報 - 映画.com

痛快とはまさにこのこと、本当に面白かった

アドリブ劇はもちろん

秀吉の史実を面白おかしく描いているのが

(多少の改変アレンジはあれど)最高に良かった

同じ年にやっていたレジェバタも観たけど(こちらは信長のお話)

なんかなぁ…違うよなぁ…ってなっちゃったもんな。

 

第1位…正欲

映画『正欲』公式サイト

"普通"が"普通じゃなくなる"瞬間にブン殴られる、本当に切ない。

人間社会の中で「君はひとりじゃない」と手を差し伸べる寛容に思わず感動。

ある癖を持ったガッキー・磯村カップルが

「この世界で生きるために、手を組みませんか」

って指輪を渡してプロポーズするシーンでめちゃくちゃ痺れた。

 

 

とりわけ2023年の邦画は人間の本質とか

脳みそ揺さぶられるような映画が多かった気がした

全体的に磯村と杉咲花に狂わされた1年でしたね

 

 

という事で各部門ベスト10を挙げてみました。

中には期待して観に行って「そうじゃないんだよなぁ…」ってなった作品もあったけど

余計なことを考えずに映画館で2時間弱集中して映画を観るという体験は

たぶん何にも代えられないなと思った。

 

映画ってめちゃくちゃ面白い。

労働後遺症

感情が薄れてきている感覚

夏の労働による後遺症みたい

頭の中ではいろんな思考がぐるぐる

気持ち悪くて吐いてしまいそう

全部吐きたい。

 

でもストッパーがかかってしまうんですよね、人間なので。

そのストッパーが感情を外に出す事をも止め始めた。

 

心にぽっかりと穴が空いてしまった。

 

激務が明けて久しぶりに会えた人

会えて嬉しい、まぁ嬉しい、、のか?楽しい、楽しい、、、のか?

なんだか今までの自分が外向けの顔を作っていたような

いや、そんなはずはないんだけれども

それでもなんだか今までと夏が明けた後で

感じ方が変わってしまったというか

 

はえー面白いね、まぁその''みんな''に私は含まれていないのですが」とか

「結局人間、良いように見られたいだけで奥底では何考えてるか分かんないっすよ」とか

「どいつもこいつも上辺だけで正常ぶってる異常者ばっかだ」とか

とにかく心の中が尖りに尖り散らかしてしまっている。

 

でもこういう思考を外に発信しようとすると

確実に「お前はズレてるよ」という烙印を押される(そりゃそうじゃ)

 

溜め込む

ぐるぐるぐるぐる

 

おえー。